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爪水虫(爪白癬)を治そう!爪水虫の治療と白癬菌対策の知識を深める

爪水虫(爪白癬病)とはどんな病気?

爪水虫は、白癬菌と呼ばれる水虫の原因菌が原因で発症します。白癬菌はカビの一種で、人の皮膚を覆っている角層や爪、時には髪の毛などに住み着いて感染症を引き起こします。カビと同様、高温多湿な環境で繁殖し、一般に20~40度、50%以上の湿度を好みます。

住み着いた場所で病気の名前が変わり、白癬菌が足に侵入すると足白癬(一般的に呼ばれる水虫)で、体に侵入すると体部白癬(タムシ)、爪の中に侵入すると爪白癬(爪水虫)と呼ばれます。

爪白癬の治療は、こうした別の部位への転移を予防する意味でもとても大切と言えますし、逆に言えば、他の部位の感染歴が長い人ほど、爪白癬(爪水虫)にもかかる割合が高くなります。

特に足の水虫歴の長い人の場合には、かなりの 確率で爪白癬にも感染しますので注意が必要です。

爪水虫(爪白癬病)の症状とは?

爪水虫になる人の多くは、足の親指の爪が感染しています。自分自身の足の親指を確認して見て、爪が白くに濁っている、変形している、ボロボロになっているのであれば白癬菌に感染している可能性があると考えたほうが良いでしょう。

  • 爪に線の様なものが増え白くなる
  • 爪が黄白色に濁り分厚く盛り上がる。
  • 爪の表面に一部、または前面に黄白色、褐色の濁りがある
  • 爪の表面がぼろぼろになり、欠け易くなる。
  • 爪の周りに炎症がある。

・痛み

爪白癬(爪水虫)は、痛みやかゆみなどの自覚症状が殆どないのが特徴で、外見的な症状として現れます。その為、症状が悪化するまで気が付きにくい病気でもあります。

ただし爪の中では生きた白癬菌が活発に繁殖している状態ですの で、上記のような症状を更に放置すると爪全体が感染し、時には炎症を引き起こし歩行の際などに痛みを感じる事もあります。

爪水虫(爪白癬病)には何故罹るのか

水虫(足白癬)を長期間放っておくと皮膚から爪の中へと白癬菌が侵入し、爪水虫(爪白癬)を発症します。ですので、ほとんどの場合はすでに水虫(足白癬)を患っており、そこからの感染で発症します。

当然、爪、足ともに相互に繋がって いますので爪白癬が治らないと水虫(足白癬)の完治も望めません。爪白癬(爪水虫)や水虫を治そうという場合は、両方同時に対処して行く事が必要となります。


・周囲への感染

また感染しやすい菌ですので、スリッパ、タオル、床等を経由して、家族や身近な人に感染が広がりやすい病気でもあります。自分が感染した場合はできるだけ共用で使用するものを減らし、使用した後は殺菌。消毒して清潔な状態を保つように心掛けましょう。

床等を裸足で歩くことは菌を撒き散らしてします事と同じですので、スリッパや清潔に保った靴下で歩き、裸足で歩かざるを得ない風呂場の周りの床やタイルはこまめに消毒するなどし、身近の人への感染や二次感染を防ぎましょう。

爪水虫(爪白癬病)を治療するには?

爪水虫(爪白癬病)の治療法

・通院して治す
(処方箋)
診断はまず必ず顕微鏡による検査を行います。感染していると思われます爪の一部を採取して、顕微鏡にて白癬菌を確認します。治療には内服薬と外用剤がありますが、爪水虫と診断された場合には内服薬による治療が基本となります。重度の爪白癬症は自分での治療は困難なため必ず医師と相談しましょう。


(内服薬での治療)

ラミシールとイトリゾールが内服薬として処方される事が多いです。これらの内服薬は長時間爪の中に留まり、外用薬では届かない奥の白癬菌にも効果を発揮します。

副作用として肝臓に負担がかかる事もある薬ですので、定期的に血液検査を行いながら治療を行います。妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中の方、幼児などは、場合によっては使用できないこともあるので医師との相談が必要です。

医師と相談しながら最適な薬や治療法を選んで治療する事となります。


(通院期間は?)

人間の爪が全て生え変わる期間は、足の親指で約半年、爪によっては約1年と言われています。爪水虫(爪白癬)の治療には短くても半年くらいはかかる事になります。


・自分で治す

市販の治療薬を使い直すこととなります。治療にかかる期間は通院期間と同様に半年から~1年くらいかかる事となります。

通院とは違い、病院の予約や定期診察等での時間の制約を受ける事はありませんが、自分で治療薬を選ぶ事になるので、自分の爪水虫に効く治療薬を実際に使用しながら見極めていく必要があります。


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